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<ネタバレ>『キック・アス』から派生したと推測される和製少女アクション映画。必要なのは、戦うヒロインの魅力を最大限に引き出すこと。これに尽きると考えます。武田梨奈、飛松陽菜に続く第3の空手少女、『長野じゅりあ』をどう活かすか。彼女の実戦空手をどう見せるか(魅せるか)がポイントでありました。然るになぜ彼女に空手着を着せてしまったのか。なぜ、スポーツウェアなのか。あれでは魅力半減です。主人公サルベージ・マイスも一人コスプレ状態で可哀想。童顔なのに巨乳、メイドなのに将棋指し、みたいな意外な組み合わせは、人心獲得の常道です。彼女は最後まで制服で戦わせるべきだったと思います。ストーリーは、彼女らに戦う理由を与えるものであれば、それで良かったはず。義賊、自警団、悪の窃盗団。昭和世代のアイコンを現代日本で再現するのはちと辛かったかもしれません。大人が鑑賞するには厳しいものがありました。ただし、不思議と憎めないのも事実。続編があるなら、エンターテイメントに特化したハジけた面白さを追求して欲しいと思いました。広島を飛び出したマイス一味の全国展開を希望します。最後に、期待の新星・長野じゅりあについて。系統的には多部美華子と同じブサカワ系。ガッチリ体型も含めてアイドル女優らしくないところが気に入りました。武田、飛松と共に邦画アクション界を牽引してもらいたいです。