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<ネタバレ>プレイステーション版・初代『バイオハザード』しかプレイしていない自分が言うのも何ですが、まるで原作ゲームへ原点回帰をしたかのような印象を受けました。ある意味1作目以上にゲームらしい映画だったと思います。フィールドを限定。各ステージをクリアして、制限時間内に実験施設からの脱出を目指す。実にシンプルで分り易いストーリー。後半からは『エイリアン2』を髣髴とさせるエモーショナルな要素が加味されましたが、あくまで基本線はアクション。エンドクレジットで一際大きく映し出されていた『CAPCOM』の表記に偽りはありませんでした。クローンアリスの“別の人生”チャプターも、原作ゲーム本来のテイスト。今やミラは、シュワやスタローン以上に無敵感があるので、ひ弱なキャラクターというのも新鮮味がありました。敵キャラのパワーバランスが変な件(斧を持った奴にヘッドショットが効かないのに、特大脳みそオバケには効く不思議)、アリスのマシンガンが弾切れしない等、ゲームが原作だからこそこだわって欲しい箇所はあったものの、そんな不満も大スクリーンで展開されるシューティング&格闘アクションの迫力の前には吹き飛びました。バイオハザードに凝った脚本など不要。アクションで押し通せば良し。そう実感できたⅤでした。以下余談。自分は映画ポスターコレクターなのですが、バイオハザード(原題Resident Evil)は米本国版と日本版のデザインが違う事が多いように思います。日本版は一貫してアリスの正面ショットがメイン。ミラの美しさを全面に押し出しています。プロモーションの方向性は、日本が正しいと思います。