<ネタバレ>『リング』の“呪いのビデオテープ”から始まったオカルト近代テ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>『リング』の“呪いのビデオテープ”から始まったオカルト近代テクノロジーシリーズは、『着信アリ』の携帯電話を経由して、スマートフォンのアプリにまで辿り付きました。本作の趣向は“死者と話ができる”というもの。言わばリアルイタコシステム。実はコレあまり危険ではないのです。普通に会話を楽しんでOK。上手く使えば生きる活力にさえなります。死者の方から不意に電話がかかってくる心配もありません。注意点は「会いたい」と言われても断ること。この1点のみ。ですからホラーとしては全然怖くないのです。劇中、何人かこのアプリが原因で命を落としていますが、呪い殺されたというより覚悟の自殺(ラストの一人を除く)。死者と話したいと望む時点で、多かれ少なかれ病んでいる訳ですから。それにしても本作のタイトルは悪質です。絶対ゾンビ映画だと勘違いする人がいるでしょうに。タイトルは『霊界通信』とか『もうイタコは要らない』でいいんじゃないでしょうか。猛烈にダサイですが。