<ネタバレ>ネタバレしています。ご注意ください。
やはり触れざるを .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>ネタバレしています。ご注意ください。
やはり触れざるを得ない邦題について。元ネタはあの有名ヒット作なのは間違いなく、B級映画でよく見かけるパロディ邦題の類です。『〇ッドマックス』ではなく『ゾンビマックス』。ゾンビが沢山出てくるので問題ないですね(ホント?)。『怒りの〇スロード』ならぬ『怒りのデス・ゾンビ』。理不尽な仕打ちにゾンビもヒトも怒り狂っています。ただデス・ゾンビとは?ゾンビ=生ける屍なのでデスを付ける意味がありません。更にゾンビマックスで既にゾンビという単語を使用しているのでクドイ印象もあります。限られた文字数で効果的なPRを図る観点からすると『デス・ゾンビ』はNGです(先生か)。原題に『ロード』が付いていることから実は『怒りのデスロード』がピッタリ。でもこれだとパロっていない(著作権に触れる)ので一ひねり必要です。ここで注目したいのが主要キャラクターの属性。主人公とその妹。妹の方はゾンビ化したばかりかゾンビを操る特殊能力まで手に入れます。あれ、こんな設定どこかで見たような。そうご存じ『鬼滅の〇』。ここは人気作にあやかりましょう。『怒りの』ではなく『死滅の』で如何でしょう。問題は『デスロード』に代わるワードです。前述のとおり『ロード』は生かすとして、ずっと森の中を走っているので『フォレストロード』は?どこか牧歌的。却下。じゃあ『舗装ロード』は?何それ。という訳で『死滅のゾンビロード』を推したい。ただそれだとゾンビマックスと再び単語被りとなるので『ゾンビマックス』の方を変更しましょう。と言う訳で、私が提案する理想の邦題は『マッド兄妹 死滅のゾンビロード』であります。あれ?元の方がパンチがありますね。それにマッドマックスのゾンビ版だとすぐ分かります。やっぱり良い邦題でした。難癖つけてすみません。以上【下手の考え休むに似たり】の事例発表でした。
おっとこれだと「俺って何にも言ってねえ!」(今夜はブギーバック)なので、感想も少し。正直パロディ邦題ゆえ「特にセールスポイントが無かったんだろうな」と高を括っておりましたが、なかなかどうして大変面白い!ゾンビ映画の必須要件(ヒューマンドラマ、容赦ないゴア描写、多彩なキャラクター)を全て押さえているばかりか、「ゾンビ化してゾンビを操る能力」や「ゾンビをエネルギー源にする」など奇抜なアイデアが豊富で感心すること頻り。この設定がオリジナルかどうか分かりませんが(他作品で観た気もする)、あらゆる要素が高次元で融合している見事なゾンビ映画でありました。[良:1票]