<ネタバレ>娯楽作品と割り切ってみれば全然問題ありません。こっそり人知れ .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>娯楽作品と割り切ってみれば全然問題ありません。こっそり人知れず逃げする。それ自体はワクワクします。でも事の是非を考えてしまうとだめです。一応大竹しのぶがお金を貸す側のスポークスマン的役割をし、主張が一方的にならないようにしていますが、それでも本作の正義は『貸すほうが悪い』。主人公たちは、借金で苦しんでいる人を助ける正義の見方なわけです。夜逃げする人たちが同情できる境遇ならまだしも、単にルーズなだけ、認識が甘いだけというもの。借りた責任を果たさず夜逃げをし、挙句自己破産でOK?こうなったのもクレジットカードが悪い。社会の仕組みが悪い。悪いのは自分じゃない誰か。そういう理論は沢山です。(でもそういう気の持ち方を全否定する気はありません。それは生きるための知恵でもあるから。)下手するとバイオレンス作品より教育的に良くないかも。[良:1票]