<ネタバレ>銃撃戦の手ブレ画面が不快。これは本当に観づらい。デジタルっぽ .. >(続きを読む)[良:2票]
<ネタバレ>銃撃戦の手ブレ画面が不快。これは本当に観づらい。デジタルっぽい質感の映像と相まって、頭がクラクラしてきます。見せ場となるアクションの度にテンションが落ちるのだから辛いです。物語の構想もピントがずれている。顕著な例が、「男子○番 ××××死亡 残り○名」というキャプション。『バトルロワイアル』では最後の一人になるまで殺しあえという指令が出ていたから意味があった。ところが本作ではそんな設定ありません。煽るなら、「ターゲット(七原秋也)まで○メートル」のほうが正しい。“子供同士の殺し合い”という意味では、確かにバトルロイヤルの要素はあります。でも現実は紅白戦です。しかも後半はそれさえ無くなる。代わりに提示されるのがVS大人という概念やアメリカ批判。説教臭い。おまけに浅い。1作品として、出来は良くないと思います。さらに続編としての罪がある。『バトルロワイアル』の後日談として最悪です。命の大切さを身にしみたはずの七原が、テロリストに堕ちるとは。革命が必要なのは分かる。ただそのために命が失われても構わないなら、彼は先のゲームで何も学ばなかったことになってしまう。彼が忌み嫌った大人と何も違わない。全ての大人に宣戦布告する?笑わせてくれる。ただ、前田愛のキャスティングに前作を補完する意味(教師キタノが中川典子に執着した理由説明)があったこと、困った息子を持つ母に『三田佳子』という配役が神レベルだったので、その分加点します。[良:2票]