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<ネタバレ>○2017/05/28、BD化されておらずDVDにて2度目の鑑賞。○2度の鑑賞に堪えうる、綿密に計算された展開。ビコとウッズが徐々に距離を縮めるドラマが中心の前半と、ウッズ家のスリリングな亡命劇の後半が融合している。○南アフリカに詳しくなくても分かるような明確な表現が用いられ、それがビコのキャラを視聴者に理解させる良い材料となっている。○軟弱そうで芯のあるウッズをケヴィン・クラインが、この作品以降もよく演じることとなる指導者の役どころをデンゼル・ワシントンが好演。開始1時間で早々に退場したビコを回想シーンで登場させたのは正解。少しでも長い間観ていたいキャラだった。○今作公開当時はまだまだアパルトヘイトが残る時代。94年のその撤廃までに幾多の犠牲があったと考えると身震いする。○人間の愚かさと素晴らしさ両面を描いた傑作。