<ネタバレ>長回し、エンプティショットの素晴らしさがやはり一番の魅力の作 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>長回し、エンプティショットの素晴らしさがやはり一番の魅力の作品。さまざまな場面において活かされている。特に家を出て行くシーンは素晴らしい。病気で女房が死ぬなんてお涙頂戴かと思ったが、対比でエンディングを迎える演出は見事。そして、時代はすっかり変わってしまったが、どんな状況でも夫想いに尽くしてくれる女房には感動した。ただ、主役の花柳章太郎はどう観ても演技がうまいようには見えず、台詞が棒読みに聞こえる。他の部分が申し分ないだけに、主役の重要性を改めて感じる作品でもあった。