1990年代の松ヶ根という、湖面が凍結するくらい寒い地方の田 .. >(続きを読む)
1990年代の松ヶ根という、湖面が凍結するくらい寒い地方の田舎町を舞台に、
田舎社会の実像や人間の本質をシニカルに描き出す。
ひとつの決まったテーマはなく、鈴木家を中心にしたエピソードの詰め合わせという感じ。
なかなか人前には見せない、人間の素の姿がリアルに描かれていると思う。
ひと昔前の田舎らしい、人物の野暮ったいファッションや朴訥なキャラクターが
今となっては郷愁さえ起こさせる。我々は回帰すべきなのか?
それにしてもこの映画の人々はリアクション鈍すぎ無言すぎ。