この映画は、休憩をはさんで前後の2部構成になっていて、
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この映画は、休憩をはさんで前後の2部構成になっていて、
前半と後半では別の映画と言ってもいいくらい印象が違っている。
前半は、南北戦争を題材に、上流階級の壮麗な暮らしぶりや
大量動員のスペクタクルなど盛り込んだ史劇で、
名作と呼ぶにふさわしい迫力。ただし、直接的な戦闘シーンはない。
後半は、前半からかなりスケールダウンし、チープなテレビドラマ風の仕上がりで
とってつけた続編のような印象を与える。
スカーレットの感じの悪さばかりが目につき、突っ込みどころも前半よりはるかに多い。
後半のスカーレットは女帝のようにふるまうけども、
後ろ立てもなしに女帝でいられるわけがない。
レットは大金持ちだが、具体的にどのようなビジネスで稼いでいるのかが
作中で説明されていないのでは、少女漫画の王子の域を出ない。
最低な性格のスカーレットと対照的に、メラニーは理想的な性格として
描かれているけども、それぞれの性格が形成された要因について
作中で説明されないのも残念。
ラストのまとめ方も強引で、後半だけなら名作と呼べるほどのものは感じない。
前半8点、後半5点。後半はつまらないので見なくていいかも。