<ネタバレ>これもブリットもサンフランシスコなんだよね。時代も近いし、一 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>これもブリットもサンフランシスコなんだよね。時代も近いし、一緒に働いていたのでは?でもって、この時代ね。ベトナム、サイケ、フラワー、コミューン、ね。で、あの大好きな”こーげこーげよ”のぺろぺろあんちゃんが生まれる。この時代のころに若かった奴らや、学生たちは自由で楽しくて、最高だったであろうとおもう。しかし、大人でしかも刑事のハリー達にしてみりゃ最悪でしょう。詰まらんでしょう。わたしが好きなのは、この映画全体をおおう暗さね。特に、殺された裸の少女が穴から助け出される望遠シーンと、ラストのハイウエイをはずれてから採石場(?)に向かうまでのアメリカの風景ね(ちょっと荒廃している)。そしてバッチを沼池に投げてからのラストの”音楽”ね。暗いんだよ。それがグッとくる。ようするにカッチョエエ!もちろん、かっこいいではすまされない絶望感、不安感、憂鬱に満ちている。大好きなんです。反戦といえば、そうとも言える。完全に社会批判ではある。ブリットにはそういうところはない。(警察批判はしているが、あまり時勢にはあっていないようだ。あまり印象に残らない)何が言いたいかというと、あのラストシーンの採石場と、ハリーがバスに飛び移る橋のロケ現場に行きたいのです!(もうないだろうな)あ、それからこの時代、なんとか牧師のしでかした農園コミューンの集団自殺を思い出すなあ。人民寺院か。それにしてもこれ、名作です。それに面白い! それから面白いといえば、この”ダーティハリー”の作品紹介の欄。スタッフの”音楽のところ。ラロシフリン”の脇に(カッコつき)で(ボートこげこーげよー!の音楽も作曲)といれたらいいねえ!最後に!”山田康雄が忘れられない” 追加ァ!名画座でもTV吹き替えでも飽きるほど観たこの作品だが、やはり康雄といえば、吹き替えでのラストのマグナムの説明とさそりとのやりとり以上に、みんなが大好きだったのが、山田のあの口調での、”あんたクチ臭いゼ!!”とか”立ちションしたら死刑!”とか、(いっぱいあったけど忘れた)あの、山田康雄調、名セリフである。