制約を逆手にとってアイデアに変えた見事な脚本。目に見える変 .. >(続きを読む)
制約を逆手にとってアイデアに変えた見事な脚本。目に見える変化は少ないが、目に見えない変化は激しい。そういった意味では、想像力がなければ、楽しめない。
この物語も謎が散りばめられている。なぜビンセントは最後にあんなことをしたのでしょう?なぜエイミーはあのときあんなことをしたのでしょうか?なぜジョンはあそこであんな決断をしたのだろう?その謎に気付けば、物語がぐっと魅力を持つ。
惜しいのは前半。無駄のない脚本ではあるが、それが無駄に思えるという点では減点。前半で、多くの人が脱落してしまう恐れがある。ビンセントの目的をもうちょっとだけわかりやすくすれば、前半の二人のやり取りも楽しむことができたはず。