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なにしろ前作を見ていなかったので、ストーリーの認識にとまどいました。完全に続編として作られているようなので、前作を見ておかれることを強くお勧めいたします。
(こっち、最初のうちはストーリーの流れがわかりませんでした)
あと、怪作にして名作と評判の高い「ショーン・オブ・ザ・デッド」のビル・ナイがビクター役で出演しているとのことなので期待していたのですが、残念なことに登場は最初のうちだけなのでした。(存在感はさすがでした)
で、B級的というか おや?とか あれれ?とか…ん? んんん? なところも目に付きますが
(せっかくの紫外線弾というハイテク兵器をつかっているのに通常弾との違いがヴィジュアル的にわからないとか…グレネード弾が、カメさんみたいでなんだかかわいいとか…なんでわざわざヘリコプターで死体を運んでいるのだろうか??とか、ほかにもちょっと先がよめてしまうところもあったりして…)でも、そこは大人の雅量でスルーして、重厚でダーク&ブルーな映像を堪能しましょう。あと、R15指定になった原因であろうスプラッタ描写以外のシーンについては、折角ヴァンパイアと狼男という異色の組み合わせなのに、後学のために役に立つ…とかとても参考になる、というようなことはなにもなかったのです。(ふたりとも人間にもどっちゃってるんだもん)
…ですのでカップルで見に行っても、そんなに気まずくはならないというレベルです。(ケイト・ベッキンセールのおへそが印象に残ったくらい)
ヴァンパイア映画の官能性や退廃の美学はなかったものの、アクションのスピード感は文句なく抜群です。映像もゴシック風の重厚なアクション映画としてなかなかにたのしめました。