<ネタバレ>バイオレンスもの好きとしては外せない映画が来た。流血するシー .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>バイオレンスもの好きとしては外せない映画が来た。流血するシーンとか残酷な描写があるという風に聞いていたが、パクチャヌク監督好きの自分にとっては別に何ともなかった。それより一番最初のモーテルをただ横移動するシーンが一番はかりしれない恐ろしさがあった。何か不吉な事が起きているけど、それが何かが分からない、というか多分推測できるけどその推測がいやだ。という導入部。その後はそれほどショッキングな事もなく、むしろヴィゴ・モーテンセンの淡々とした演技で静かに進んでいく映画だった。ただ今から人を殺す時にふっと風が吹いて空気が揺らいで、ヴィゴの瞳の色が一瞬変わるのだがそれを見た時にぞくっとした。静かに来たるべき時を待つ、楽しんでるのか悲しんでるのか見抜けない、何とも言えない瞳の表情。こういう目をする時って確かにある。そういう演技をしてみせるヴィゴという役者はすごいと思った。全体としては短めで欲張り過ぎない、きりっと引き締まったシンプルな映画なのも良かったと思う。佳作だと思う[良:1票]