<ネタバレ>毎年、毎年ご丁寧に「12月24日」という字幕を出すところに、 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>毎年、毎年ご丁寧に「12月24日」という字幕を出すところに、この映画のすべてが詰まっているような気がしました。そうでもしないと観客が状況を把握できないんじゃないか、とでも考えていそうな製作陣。そういう所を丁寧にしてるわりに登場人物の心情の変化や行動に対する理由づけがあまりにも唐突で傲慢になっている気がしました。レイプされた後のヒロと美嘉の言動。「赤ちゃんができた」と告白されて、まるで前から知っていたと言わんばかりのヒロの行動や反応の速さ。妊娠を告白された時のお互いの両親の反応。ついさっきまで元気だったのに突然死んでしまうヒロ。殆どの言動が話の展開を進めるためだけの物にしか見えませんでした。二時間ですべて収めるのが難しい内容なのかもしれませんが、それなら話しを端折ったり、前編・後編に分けるなりした方がよかったのでは?と思ってしまいました。ただ、エピソードや表現が原作よりソフトな形でまとめられていて、見やすくなってはいました。