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<ネタバレ>一体どこの層に向けて作ったのでしょう・・いや実写にしたぐらいだから原作を知らない一般層に向けて作ったのかもしれませんが原作知らない人があれを見ても理解できないでしょう。原作に対するリスペクトが全く感じられないんですよ。まず原作からのストーリーの選択がおかしい。よりによって「眇の魚」を選択するなんて・・。しかも意味不明な時系列操作までしちゃって原作ファンも一般層も置いてけぼり。最初に「柔らかい角」を持ってきた意図も不明。普通に「緑の座」を持ってきて大まかな世界観-映像美、蟲についてなどを分かってもらった上で次の展開に進めれば良かったのではないでしょうか。完全オリジナルのストーリーならまだしも、原作やアニメで改善の余地が無いほど完璧に仕上がっている話に妙な改変を加えた意味は一体何なのでしょう。この妙な改変具合がまた酷くて酷くて・・何であんなに虹郎大活躍してるんですか、一緒に探幽の家へ行っちゃうし・・しかも大活躍させたくせに肝心な虹の話については深く触れない、何をやってるんだよ阿呆。あの虹郎の親父やら何やらのくだりがあったからこそ、あの虹蛇を見つけたとき何か感慨深いものがあるんじゃないですか。で、探幽関連の話はもう置いといてもっと酷いのがぬい関連の話。時系列の事はもう許そう、だが実はぬいが生きていて記憶がないギンコは自分がヨキだったころの事を知る・・・って何なんですか、それ。あの話はぬいにはもう決して会えない、それどころかぬいという存在すらギンコはもう決して思い出すことが無い・・・それがちょっと悲しくて何か感慨深い話なんですが、何がどうなったらあんな展開になっちゃうのでしょう。ここまで改変しちゃうのならいっそ原作知らない人を無視してオリジナルストーリー90~2時間分を1本作ってしまったほうが良かったんじゃないでしょうか。 唯一、悪くなかったのは雰囲気ですかね。よく理解しないでこの映画つくちゃったのでしょうか。雰囲気だけは掴めたけど何か色々と誤解しちゃったようです。映画蟲師のスタッフはアニメ蟲師のスタッフの全てを見習って欲しいです。理解力が足りなくてもせめてアニメスタッフぐらいの意気込みがあればここまで酷くはならなかったはずです。散々酷評しましたが、後はもうこれを見て原作知らない人が原作やアニメの方に興味を持ってくれることをただただ祈るばかりです。[良:2票]