超名作小説を元に舞台化に3度の映画化までされアカデミー賞11 .. >(続きを読む)
超名作小説を元に舞台化に3度の映画化までされアカデミー賞11部門を勝ち取った正真正銘の超大作。宗教色が強く日本人である自分にはいささか拒絶反応が出てしまうもののそんなことが気にならないぐらい圧巻のストーリーと映像にただただ圧倒される。面白けりゃCGいくらでも使ったっていいじゃないか、と思っていたけどCG一切なしの本作を観ると少しだけその考えも改めなくてはいけないのかもしれない。冒頭と終盤、若干退屈なシーンはあるけども大量のエキストラを使ったシーンはどれも大変見応えがあり3時間半という時間もそれほど苦にはならない。そのなかでもやっぱり特筆すべきは、画面を埋め尽くす程のエキストラを使った観衆が囲む中綺麗な毛並みの馬が4頭並び命を賭して御者がレースを行うこの映画の一番盛り上がる、メインとも言える戦車競争シーン。CGを使えなかった頃の映画の生の迫力がよく伝わる名シーン。このシーンのためだけに観てもいい。