<ネタバレ>鑑賞時はただただ感動。そして鑑賞後、思い出しながらいろんな発 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>鑑賞時はただただ感動。そして鑑賞後、思い出しながらいろんな発見がある。そんな素晴らしい映画でした。
最初はただの偏屈ジジイに見えるコワルスキー爺さん。でも、とんでもない心の傷を抱えて生きていた。誰のせいにもできない、自ら進んで犯した過ち。神父が安易に口にした「救い」を拒む爺さんの迫力には、ただ圧倒されました。
そしてラスト。負の連鎖を断ち切るために爺さんがとった行動は、爺さん自身、そしてタオ少年と家族、さらにはギャング達をも救うとんでもない行動でした。
シリアスな中にもユーモアがあり、ストーリーはテンポよく進んでいく。感動の押し売りもなく、淡々としたエンディングロール。美しい映画でした。お金をかけなくてもいい映画って作れるんですね。