豊かな国に住む若い女性が貧しい国にやって来て悪戦苦闘するとい .. >(続きを読む)
豊かな国に住む若い女性が貧しい国にやって来て悪戦苦闘するという設定は面白いんですが、やはりどうしても上から目線がチラついて素直に楽しめませんね。貧困という現象面ばかりを追わないで、その原因にも少しは言及して欲しかったんですけど…。ストーリーについても、紙作りだけしか軸が無いというのは、いささか物足りない気がします。おかげで間延びというか中だるみしています。山本耕史との恋愛を絡めるとか、緒形拳演じる職人のパーソナリティをもっと掘り下げるとか、ストーリーの軸となるものがもう一本欲しかった。そもそも緒形拳が何故ハイチへ行かなければならないのかも良くわかりません。個人的に良かったのは最後の歌ですかね。特に千秋の歌唱力は素晴らしいです。