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<ネタバレ>アメリカからフランスに渡ってきた連続女性殺人犯を追い詰めようとするベテラン刑事ナタン。だが容疑者として浮上してきたのは米国の外交官だった。折からの仏米経済交渉もあいまって、捜査は厚い壁に突き当たる。そこでナタンは若い女性警察官を囮に使い犯人逮捕を試みるのだが…。ストーリーはこんな感じですが、まず印象に残ったのは、ナタン刑事の強引なやり方が目立つこと。「フランスにはこういった連続殺人の前例が無いから(ホントかな?)犯人はアメリカ人だろう」って、かなり強引な決め付け。こういう決め付けって刑事事件捜査ではかなり危険ですよね。囮捜査も見事に失敗しちゃうし。刑事も刑事なら犯人もかなり無茶苦茶。職質してきた警察官をいきなり殺しちゃうし。しかも夜とはいえ道端で。いくら連続殺人でも警察官は殺さないでしょう。ただボウリング場のシーンからラストにかけては、さすがに緊迫感あり、見ごたえありました(顔面がスイカみたいに破裂するおかしな場面がありましたけど)。それにしても気の毒なのはマリーヌ。いくら囮とはいえ可哀想すぎる。