何より雰囲気を大切にしており、その為にシーン毎、台詞毎、そし .. >(続きを読む)
何より雰囲気を大切にしており、その為にシーン毎、台詞毎、そして沈黙毎の「間」を大切にしている。ブラッドピットという美しい男をあまり喋らせずにただ立たせているのだ。極めつけはラスト。女性はこういうのに弱そうだが、男だって弱いのだ。ちゃちな死神だったらぶち壊しだったのに、タキシードのブラピでよかったよホント。しかし、全体のしっとりとした雰囲気の割には内容が薄い。人生の何たるかは口だけで言ってるようで、いまいち実感がわかない。3時間の中で、丁寧な間の取り方同様に、話の内容ももっと深く掘り下げて欲しかった。