<ネタバレ>最初に彼女は「姫」と形容され、声の出せない「姫」ということで .. >(続きを読む)
<ネタバレ>最初に彼女は「姫」と形容され、声の出せない「姫」ということで「人魚姫」なのだとわかる。
権力を持たない登場人物たちは皆二面性を持ち、抑圧され、秘密を持ち、互いに寄り添いながら生きている。そしてこの物語を通して自分の知らない自分を発見/表現していく。
だいたいそうなるだろうという予想は裏切られることはないが、その場面を目にした時に震えが走った。特に首の変化に。
マッチョな敵がいて成り立つ話ですが、まだまだこの世は二元論的なテーマに添っている、ということですね。
どうかふたりが幸せに暮らしていますように。
半漁人上等です。というかそこまで異形の相手や、心身ともに変化する自分自身を受け入れられたらもう怖いものはないと思います。