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とにかく場面の切り替わりが早くて、若いころ初めて見たときには、まったくついて行けなかった。というか、生意気にもヌーベル・ヴァーグってこんなもん? なんて不届きな感想を抱いてしまったものだった。この年になって三度目の鑑賞。やっぱり、展開早いなあ、と感じた。けど、実は中盤以降の複雑な三角関係の描き方に結構唸ってしまって、そのあたり、自分も年を取ったなあと思う。ただ、若いころのトリュフォーの(いや、ゴダールも)スピードと疾走感ってのは、もちろんとても魅力的だけど、これが初めて出たときの衝撃ってのは、もはや味わえないな、というのも実感。