<ネタバレ>評価が難しいなあ。決してつまらなかったわけじゃなく、むしろ飽 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>評価が難しいなあ。決してつまらなかったわけじゃなく、むしろ飽きることなく見られたのだけど、でも、テーマ的に重すぎた。圧巻はラストの娘との対面や、祖父母との対話。深すぎる。
ひたすらカメラの視線に役者を晒し、極限まで役者を試す。演出とカメラと俳優の三位一体の業。『ある結婚の風景』もそうだったけど、これは、ほんと息苦しいまでの閉塞感で役者を試している。個人的にはユーモアとか諧謔に走るベルイマンのほうが好きなのだけど、この映画の力業は、それはそれで評価したい。