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<ネタバレ>「セント・エルモス・ファイアー」でも聴いたような、心地よい音楽だなと思ったら
やっぱりデビット・フォスターが作曲していたんですね。初恋の人の自殺・主人公と友達の初体験・青春時代と今のギャップを感じながらそれでも健気に友情や家族、恋人を身近に感じて生きていく、といった、観ていて予想を裏切らない、だからこそ気持ちが柔らかくまた暖かくなる映画でした。
おそらく若い人より、もっと年のいった方が御覧になるほうが、より共感を生む映画かなと感じます。若かりしジョディー・フォスターの自然な笑顔や潮風に吹かれる髪が印象的でした。
でも、ジョディーの遺灰を主人公が海にまくために桟橋を通るのだけれど、あそこは走っていくよりも、二人の想い出の桟橋をゆっくり踏みしめながら歩いて海にむかってしっかりまいた方がよかったのではないでしょうか(投げ方が失敗したのか、風があったのか海まで遺灰が届きませんでした。)それと遺灰の入った坪を海に投げるのはどうかなのでしょうか。坪は波に押し戻されて桟橋の下に流れ着いてしまいます。そのまま坪を捨て置くのはジョディーが好きな主人公としてできないだろうし、拾って帰るくらいなら映画としてもかっこわるい話だし・・・
などと、青春・ノスタルジーといったコンセプトが主人公に安易に坪を投げさせてしまった感じがして、ちょっと主人公に感情移入していた自分としてはいただけないなあ~と思いました。