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<ネタバレ> 料理を題材とした映画は観ていて気持ちがよいです。今回の映画も出てくる料理の数々が美味しそうで、このような料理を気軽に出すレストランは自分の近くにないものか?と思いながら観ていました。
この映画を観て清潔感・透明感を感じたのは私だけでしょうか?レストランとマーサの自宅の厨房のステンレス的な質感や欧州の冬・雪とか、どことなく青白く硬質的な透明感を感じました。マーサの美しさもそうかな。
そんな中でストーリーは極めて予定調和的でわかりやすく、特にイタリア人シェフとの心の交流が暖炉のように、ほっとする優しい温もりがじんわりと伝わって来ます。
勿論、マーサが住む住宅の独身男性との関わり合いや、またレストランの支配人がイタリア人シェフを雇い入れた理由も描写が足りず中途半端感は否めませんが、そのような「ストーリーの是非」を云々するよりも、やはりセンスの良い音楽が流れる中で、マーサが厨房でエプロンを付ける時に感じる清潔感・凛々とした感じが映画全体に漂っていて自分は好感が持てました。
ああ、それにしても、やはりいろいろなスパイスが入ったマーサの作った料理を食べてみたいなあ~、無理は承知ですが・・・