この映画は凄い、面白い、美しい。このような素晴らしい映画が .. >(続きを読む)
この映画は凄い、面白い、美しい。このような素晴らしい映画が5年位前にあったなんて、全然知らなかった。しかも、アジアの中で撮られていたなんて・・・フィルム・ノワールの傑作と言ってもいい出来映えではないかと思います。脚本も相対する組織に潜入する2人を軸に予想外の展開の積み重ね、スリル感・息の詰まり感もジェット・コースター並みです。なによりいいのが、殺人の場面が泥臭くないことで、鮮やかなほどにショッキングなシチュエーションがいくつも用意されています。そしてタイトルの通り「無間道」は勿論のこと、「修羅」・「刹那」とかそんな単語が、頭の中をよぎりました。いろいろな場面において、トニー・レオンの眼差しが印象的です、特にラストシーンは「無情」さを感じてしまいました。
また、いつか見直す映画であることは間違いありません。