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<ネタバレ>よくあるパニック映画の範疇を出ない、というかそれを更に冗長にした映画だ。スーパーに立てこもるまでは分かるのだが、その後の展開から監督が観客に何を伝えたかったのかが判然としない。原理主義者と懐疑的なインテリと頭の単純な田舎者を槍玉に挙げるのは分かったが、「で?」という感じだ。彼らは間違っているから死にました。めでたしめでたしなのか?それなら最後の展開は更に理解不能だ。
そもそも「霧の中の何か」が出てくるのが早すぎる。恐怖映画を撮りたいのか密室劇を撮りたいのかをはっきり決めなかった(あるいは虻蜂取らずになったのか)のが最大の失策だろう。伝えたい内容の割りに映画の尺が長すぎる。ラスト付近の巨大の化け物にはちょっと圧倒されたから4点だが、その価値はないかもしれない。
序盤に「遊星からの物体X」のポスターが出てくるが、それよりは格段に落ちる作品だ。