<ネタバレ>公開当時、あまりに荒唐無稽な内容に頭きたことを覚えている。 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>公開当時、あまりに荒唐無稽な内容に頭きたことを覚えている。
公開当時なら、たぶん2点をつけたと思う。
だって、前宣伝はともかくとして、「タイタニック」という実名を使い、「上品な老婆の回想から物語が始まる」なんて手法なら、自分じゃなくたって、史実に基づいた話だと勘違いしても当然だろう。
ところが、話が進むにつれて、「え、こんなことありえる?」が次々と頭に湧いてくる。
そして、船が沈みだしてからも続く恋愛ゴッコで、はっきりウソ話とわかった途端、疑問は怒りに変わった。
「色ボケババア、今すぐ死ね。死んだ1500人に土下座して今すぐ死ね」って思ったもんだ。
あれから13年。
今回、レビュー書きたくなって見直したんだけど、当時の記憶よりずっと良かった。
自分が年取って丸くなったせいかなあ?
「若いうちの、こういう後先考えない恋愛もいいなあ」なんて思って見れた。
船が沈みだしてからの映像の迫力は、今見ても圧巻だし。
ただね、この映画、アカデミー賞で作品賞を含む11冠。
自分の好きな「ポセイドン・アドベンチャー」は、主題歌賞と視覚効果賞の2冠。
「これって逆じゃない?」って思う気持ちは、今でも変わらない。