<ネタバレ>面白かった!
「戦国時代の史実に基づき、負け側をコメディタ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>面白かった!
「戦国時代の史実に基づき、負け側をコメディタッチ強く描く」なんて、およそ納得できるお話になりそうもないのに、「リーダーシップとは何か」なんてテーマを入れつつ、ちゃんと映画してる。
しいて言えば、開戦に踏み切る理由だけは、真面目に作ってほしかったかな。
籠城って戦法は、援軍が期待できるか、相手が長期戦に耐えられない場合しか考えられないはずだから。
籠城する原因となった開城の条件「城主の娘を秀吉の側女に」なんて、むしろ好条件でしょ。籠城して負けたら、敵の慰み物にされたあげくなぶり殺し、なんてことも大いにありうるわけだから。
でも、それ以外の部分は、納得できる話を用意しつつ笑かせてくれて、お見事。
特にクライマックスの、野村萬斎の田楽踊り。自分は涙流しながら笑っていた。
小舟の上って、普通なら立ってるだけで精一杯のはずなのに、野村萬斎凄え。
それに、「命懸けで敵を笑かせに行く」って、なんてカッコいいんだろう。
これは、映画史にずっと残る名シーンだと思う。