学年ビリから慶應に合格っていうのは、進学高ならそう珍しい話じ .. >(続きを読む)[良:2票]
学年ビリから慶應に合格っていうのは、進学高ならそう珍しい話じゃない。
ましてこの子は中学受験も経験してるわけで、中学受験は誰でも偏差値30から始まるってことを、この子も親も知ってるはず。
また、子供を中学から私立に通わせといて、金が苦しくて母親は深夜のバイトってのは、話に無理がある。
などなど、現実にあった話ということだから、どうしても設定の矛盾が気になってしまう。
ところが、この映画にはその矛盾を跳ね飛ばす脚本のうまさがある。
特に、主人公とその友達や恋愛に話の主軸があると思わせといて、実は家族の話を丁寧に描いているのには「ヤラレタ!」と思った。
なんにしても、頑張る若者と応援する人をキチンと表現できていれば、その時点でもう映画として勝ち組でしょう。
「こういう映画は、それこそ応援するためにも、ちゃんと映画館で見なきゃなー」なんて、ちょっと反省した。[良:2票]