「クリント・イーストウッドもの」。
自分は、勝手にそういう .. >(続きを読む)
「クリント・イーストウッドもの」。
自分は、勝手にそういうジャンルを脳内で作っている。
良く言えば、「簡単に結論を出さない、深く考えさせられる映画」。
悪く言えば、「奥歯に物がはさまったままのような、スカッとしない映画」。
自分は、どちらかと言えば後者の考えに近い。
いい映画なのかもしれないけど、イーストウッド監督作品を映画館で見たいと思ったことは、これまで無かった。
ところが、本作には驚愕させられた。
これは映画館で見たかったなあ。
「いい映画を見た!」という単純な感動を、他の観客と一緒に味わいたかった。
後からよくよく考えると、そんなに複雑な話じゃないんだけど、ハラハラさせながらクライマックスに持っていくのが本当にうまい。
日本だって、いや日本ならアメリカ以上に、この程度の実話はいくらでも転がってると思う。
でもここまでキチンとした脚本、映像にできる人は日本にはいない。
今回はイーストウッドに脱帽。
しかも見終わった後、スカッとするし。
特にラストの副操縦士!
あのセリフで映画が終わるって、なんてカッコいいんだ!