映画館で見て、原節子のクローズアップがいかに美しいかが理解で .. >(続きを読む)[良:1票]
映画館で見て、原節子のクローズアップがいかに美しいかが理解できました。それまではちょっとバタ臭すぎる顔だなと思っていたんです。でもあの顔が紗の掛かったモノクロ画面に映えること映えること…。娯楽の少ない当時の庶民は、銀幕の原節子を見て「非現実」を味わっていたんだろーな。特になにも先入観なしで鑑賞したんですけど、佐野周二の演技が自然で巧くて、自然と微笑んでしまうシーンがいっぱいありました(弾けもしないギターで不協和音立ててるところ、大笑い)。逆に原節子はカマトト演技がちょっと過剰じゃぁ…と思いきや「どうぞ。どうぞ」や「お腹がすいたぁ…」のシーンでトートツに笑わせてくれます。戦後すぐの映画ですが、難しさもなく後味もよろしい素敵なコメディです![良:1票]