夜の街を中心にした映像が非常にかっこよかったですが、主人公の .. >(続きを読む)
夜の街を中心にした映像が非常にかっこよかったですが、主人公の行動には全く理解できる部分がありませんでした。狂気に駆られる経緯もしっかり描かれてはいましたが、このくらいのことで社会に対する厭世観に呑まれていてはこれからの時代は生きていけないでしょう。ただその狂気もフィクションの人物のものと割り切れば、どこか世界を変えたくて、それでも変えられないでいるような、この世界に生きている誰もが一度は感じたことのあるもどかしさを、見事に描き切ってくれた映画であることは間違いありません。