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<ネタバレ>ヴァージニア・ウルフを知らないと多少わかりにくいところはあるが、非常に完成度が高く、登場人物の思念や情念が強く伝わってくる見応えのある映画だった。
ただ、ローラ・ブラウンの心情がわかるようでよくわからない。簡単にわかるようなら芸術は生まれないわけで、まあ私が単純というだけの話ではあるが、冷静に考えると、何か出来の悪い私小説を読まされているような気にもなってくる。そういう意味では、これを見事な映画に仕上げた監督と役者の方々は素晴らしい仕事をしたと思う。それにしてもメリル・ストリープは圧巻だった。やはり天才です。