この映画で、クリント・イーストウッドのファンになりましたが、 .. >(続きを読む)[良:1票/笑:1票]
この映画で、クリント・イーストウッドのファンになりましたが、もう遅い?(笑)
年齢的にはお年寄りって言っても、もし同じ電車に乗ってたって席を譲るどころか、
逆に譲ってくれそう。とにかく格好いい!本当にこれが俳優最後の作品になるのなら、
これ以上にいい終わり方もないような気がします。それくらい見事な散りっぷりです。
内容的には、わりと地味で淡々としているものの、全くダレません。この内容で最後まで飽きさせずに見せることができるのも、やっぱり才能なんですかね。会話や音楽のセンスがすごく素敵です。キャストもイーストウッド以外は有名な役者も見当たらず、かえってそれが良かったと思います。話の設定からしてラストは読めてしまい、ネタバレしてもしなくても、この映画の感想にはさほど影響しないかもしれません。西部劇のヒーローは、こうして自らの俳優人生に幕を引いたのかぁ・・・と、ちょっとだけ意外な終わり方ではありましたが、そのちょっとした意外なラストが私には良かったです。で、エンディングでタオが海岸をドライブするシーンに、イーストウッドのしわがれた歌声が流れ、なんともいえない爽やかな余韻に浸ることができました。別にハッピーな物語でもないのに、不思議なくらい後味の良い作品です。
しかし、しかーし、
他の方もレビューに書いてましたが、その爽やかな余韻を壊すような出来事が!!!
画面左横にデカデカと“字幕:戸田○○子”の文字が!
えぇ!? 普通こういうのって、最後の最後に小さく出るもんじゃないの??
今まで見たことないくらい大きな字で表示されてて驚きました。
戸田さんは尊敬するけど、あんなに主張されては映画の雰囲気損ねますよ~。
その点だけがマイナスかな。
上映後に、他の観客(中年女性の二人組)が
「やっぱり、遠くの親戚より近くの他人よねぇ~」と話していて、
必死に涙をこらえていた私は、その言葉にちょっと和んでしまいました(笑)[良:1票/笑:1票]