ホモが絡むコメディとなると、だいたいいじましい笑いになってし .. >(続きを読む)
ホモが絡むコメディとなると、だいたいいじましい笑いになってしまうのが多いのだが、これではどちらかというと笑いのネタは「父‐台湾」とのギャップのほうにあって、いい。二階でぐったりしている父親、鼻息を確かめたりしていると昼寝から覚めて、カクシャクと歩み去っていったり、とか。宴会シーンで中国が横溢する。もっとおとなしい民族かと思ってた、いう。どんちゃん騒ぎを描いて酔い潰れているのを描いて、ああいうのを描けるのは、台湾を離れた者の視線を持ってたからなんだろう。慎ましさと傍若無人の同居。すべてを受け入れ肯定していく。