思い切ったナレーションの多用。言葉で分かる部分は言葉に任せち .. >(続きを読む)
思い切ったナレーションの多用。言葉で分かる部分は言葉に任せちゃって、画は画でいこうって腹みたい。細かいエピソードの連続でいこうという腹でもある。映画としてのうねりは放棄しているようなので、それについて文句を言ってもしょうがない。「最後のひと夏」ってことが重要だと思うんだけど、イメージが過去に戻ったりするから「ひと夏」って切実さがあんまり出てこない。輪郭がぼやける。つぐみは外面は普通の子やってて、家の中では「後味悪いぞー」などと毒づく(あそこはいい)。そこが面白いんで、その違いはキッチリしたほうがいいのに、無頓着だったような気が。牧瀬嬢はかわいいすよ。