ハッとさせる場面があんまりなく、裁判映画を面白くしたのはアメ .. >(続きを読む)
ハッとさせる場面があんまりなく、裁判映画を面白くしたのはアメリカなんだけど、本当の裁判はこういうものなのか。初めのほう、ハリソン・フォードの不審な行動のあたりはミステリアスで悪くないんだけど、彼が主人公でもう「いい人」って予断が来ちゃってるから、キャスティングの段階での問題ですな。彼が弁護士に対して、自分が有罪であるかのように論じて、検事のプロを見せるとこがちょっと面白い。製作側は検事局の殺伐とした人間関係に興味を持ったのだろうか。そっちを中心にすればなんとかなったかも知れない。面白いと評判のミステリーを映画化すると、まず面白くないとこに、本と映画の根本的な構造の違いがあるようだ。音楽、J・ウィリアムズは地味め。