アルチュール・ランボーの詩文。
そして依頼人の言葉。
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アルチュール・ランボーの詩文。
そして依頼人の言葉。
物語冒頭のシーンで語られた事こそ
ジム・ジャームッシュ監督が観客に送った最大級のメッセージだと悟りました。
それを踏まえた上で観ると、より一層この作品に対する印象は変わってきます。
これまでの監督作とは明かに違うものの、叙情的な風景を切り取る手腕は相変わらず上手いし、被写体の捉え方、フレーム内の収め方、そして音楽の使いどころは抜群のセンスである。
抽象的、感覚的な見方が苦手な方は退屈するかもしれませんが、
本作は直感で見るべき作品であるといえます。
終盤、厳重な要塞への侵入。カットの切り替わりのみでシーンはないものの、
相手「どうやって入り込んだ!?」殺し屋「想像力だ…」
殺す相手に放ったこの一言、かっこ良すぎてシビれました。