濃密であっという間の3時間。
夢と挫折を描いた一貫したテー .. >(続きを読む)
濃密であっという間の3時間。
夢と挫折を描いた一貫したテーマ性は今回も健在なデミアン・チャゼル監督。
今回も自分好みの作風なので評価はかなり甘めですが
相変わらず映像は美しい(特にカット割や照明の当て方)
そして脚本・演出も冴えていて、音楽の使い方も絶妙でした。
勿論、役者陣も最高のパフォーマンスで、特にブラプの表情や仕草がたまらなかった。
ラストシーンの数多の作品モンタージュにマニーの心情ではなく、
監督自身の本音、気持ちとシンクロしたシーンなのでしょう。
映画に対する敬愛、そして製作に携わった監督や役者、技術スタッフに対する想い、
そして観客(我々)に今一度噛み締めてほしい想いが詰まったシーン。
ああいうの見せられとずるいなって思っちゃうけど嫌いじゃない〆方。
映画史の変遷、今回の作品に影響を与えた作品やサイレント、トーキー初期の代表作等々
おさえておくとより楽しめると思います。