「サイドカーに犬」も本作も、原作は未読。ただ同じ原作者という .. >(続きを読む)[良:2票]
「サイドカーに犬」も本作も、原作は未読。ただ同じ原作者というのがわかると納得した。どちらもストーリーはとりとめもなく、しばらく経つと思い出せない感じ。ただ、作品として「良かったなあ」という印象だけは結構残る。この作品、私は父子水入らずで過ごすシーン(ジャージの二人)が好きで、妻や娘がいる状態(ジャージの三人)は何となく気分がざわついた。そのあたりはジャージの仲間はずれエピソードで意図されているのかな。やっぱりいい年の男二人、避暑地のぼろい家でのんびり過ごすというむさくるしさが味なので。本業・ロッカーの鮎川氏は格好いいけどどことなくとぼけていて、プロの役者じゃないからこそ出せるであろうぎこちなさが、作品における父親像に絶妙にマッチしていた。堺雅人は言うまでもなし。ジャージ着ててもハンサムな男たちは可笑しくて、でもやっぱり素敵。[良:2票]