<ネタバレ>彼氏を亡くした女性が過去を振り切り、再び歩き出すというお話。 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>彼氏を亡くした女性が過去を振り切り、再び歩き出すというお話。
聾唖の清掃員が捨てられていたサーフボードを手に入れたことから、
海に取り憑かれていく。
終始ホノボノとした聾唖カップルを描くことで、
饒舌な無言が一つ一つの場面を支配してることは見事。
その反面で、翌々見返してみれば男が海に取り憑かれていく過程が
つぶさに見てとれます。
仕事を休んで海に入り浸ったり、他の女が近寄ってきたり(彼女が一旦
男から離れたのは、女という母なる海の暗喩を通して、海に取り憑かれていく男
に目を覚まして欲しいと願った結果のような)
静かで残酷なストーリーですが、お涙物にせず、終始淡々と話が
進んでいく。見終わった後のすがすがしさはそのせいでしょうか。
夏になると見たくなる映画の1本です