<ネタバレ>少女映画の名作の一つなんだとか。
少女映画特有の独特な雰囲 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>少女映画の名作の一つなんだとか。
少女映画特有の独特な雰囲気を漂わす作品。
なにか神秘的な美しい光景を見た印象と同時にゾッとする恐ろしい怪物を見たトラウマ的な感じも残ります。
とても甘美的な夢のような心地良さですが、夢が覚めて気づくと
チ○ポがなくなっていた、みたいな感じです。
少女の背徳行為は残酷で恐ろしいけど天使のように甘美だ。
可憐な少女の戯れに悪魔が一瞬だけ顔をのぞかす。
誘惑する「悪」をまるで天使が舞うように描いた映画はなかなかない。
「悪の華」というタイトル通り
この映画は「悪」の部分を強く感じる。
「悪」です。
なんだか男たちが可哀想になってきます。イ○ポにならなかった人が全くいないとも限らないこの映画は上映禁止になるだけの作品です。、、、、、
しかしこの映画の放つ美しさは独特のもの。
悪に染まりながらも、少女の内から放たれる激しいものを感じる。
魂は悪に染まりながらも、小慣れていないイノセンスなところがある。
アンヌとロールはお互いに激しく恋し合っていた、、、だがアンヌたちは悪魔に恋していたのだと思えた(恋した対象が悪魔であるが故に、残酷で退廃的でエロスなのだ)。
悪魔に対する少女二人の恋心がまるで初恋のように純粋だった。
それだけ悪魔の力が強い。
少女の行き場の無い艶かしさと肉体の若い美しさが魔力を帯び(その肉体の美しさと引き換えに悪魔の力を借り)反道徳行為や悲劇をもたらしたのか?
あまりにも激しい恋心は退廃的で情熱的に燃え尽きてしまい、その勢いが美しい。
妖しい音楽の美しさも余韻を残します。それが観る者を妖しい世界に誘う。
僕はこの作品を、技巧的に優れているとは言いません。しかし何かもっと精神的な部分で破滅的に美しいと感じました。
少女の帯びる神秘と背徳とエロスがねっとりと心に絡みつきます。
いけない映画です。