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<ネタバレ>う、、、これは大きい。あまりの(精神的)スケール感の大きさに、映画の世界の中に飲み込まれそうになります。
父子の旅の場面では、(偉大な音楽と相まって)日本の四季の美しさ、大自然の雄大さとそこに生きることの厳しさを見ることができました。
この旅風景により日本の美しさを再発見しました。
いや、自分はインドアなもんで「旅」の映画は好きなんです。
本当に偉大な作品の幾つかを見ると、人が生きることの厳しさや大変さが見えてくるようで気が遠くなるのは自分だけでしょうか?
また人の一生とはとてもスケールの大きいものだとも思えてきます。
変な言い方ですが、人間は「真の愛」の時だけは「無敵」状態になるのだと思います。
鉄道で父と子が抱き合ったときに、誰がそこに手出しできるでしょうか?
誰がそこに割り込むことが出来るでしょうか?
(まったく別の話ですが、ロッキーとエイドリアンが抱き合ったその瞬間に、誰がその間に入れるでしょう?)
それはあまりにも完璧な状態であり、周りの低い波長にある精神は、そこにはとても入り込めないのだと思います。
この父と子の関係を見たときに、(親子を超えた)人と人との絆の深さを見た気がしました。
真実に至るまでに気が遠くなるような捜査も、様々な人間模様や人と人との深い絆も、大自然の四季の美しさも、物語中の大きなメッセージ性もあると思いますが、
それと同じくらいに音楽がとてつもなく美しく壮大な感じがして、
それらが相まって物凄いスケール感のある壮大で美しい作品なったのだと思う。
青観さまが言われたように、この作品の音楽は非常に素晴らしく圧巻で、サントラを見つけたら是非とも買いたいと思います。[良:1票]