<ネタバレ>とてもいい!
なんかもう、「エイリアン」という文字が浮かび .. >(続きを読む)[良:2票]
<ネタバレ>とてもいい!
なんかもう、「エイリアン」という文字が浮かび上がってくるところからカッコいい。
並外れたセンスを感じる。
デザインが素晴らしい。
ギーガーのクリーチャーデザインはもちろんのこと、背景の宇宙船や装置がとても良い。
それが過剰じゃなくて、必要最低限の機能的なデザインだからリアルに感じる。
今観ると、「昔のSF映画」の良さがあると思う。
色彩は色鮮やかというよりも、むしろモノクロで、その色あせた感じが落ち着いていてカッコいいと思う。
宇宙の「黒」と、宇宙船の銀色がかった「白」とが対比されているように思えた。
エイリアンは生物的だけど、どこかメカニカルな感じがする(ロボットとは違う)。プラスチックとか、そういう無機質な感じがするけど、デザインが昆虫のように複雑な形態でグロテスク(生物的)だ。
なんだかエイリアンの赤ちゃんは「男性器」にしか見えない。
エイリアンは暗闇に隠れてあまり表に出てこないし、人が殺される(過剰な)描写もあまり出てこない。しかしそこがいい!あえて見せない。だから映像がうるさ過ぎないでリアルだ。
そして静寂的な怖さもあり、暗くて不気味な雰囲気もあり、全体的にクールだ。
また、この頃は「組織」の存在感も不気味だ。
そして独特のリアリティがある。
やはりシリーズ第一作目はリアリティを徹底している。[良:2票]