<ネタバレ>(2009年の映画メモをもとに)
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<ネタバレ>(2009年の映画メモをもとに)
僕は容量が悪い人間だ。
だからイヴみたいに容量のいい人間を見ているとなんだかイライラしてくるな。
イヴの表情を見ているとなぜかイライラしてくる。
たぶんイヴは頭が良くて気が利くけど、大キライです。
誰からも良く思われるようにして自分だけ伸し上ろうと考える人は嫌いです。
ズルい手段を使うから。
調子のいい弁解の女王イヴに終始イライラ。
主演イヴ役はここまでに厭らしい役を見事に演じられております。
でも実際にそうしないと生きていけない世界があります。
マーゴなんて気の毒でみていられません。
イヴですが、まあでも自分がやったのと同じように相手にもやられるんでしょーね。
相手を蹴落として頂点に立ったと思ったら、今度は同じふうに蹴落とされて座を奪われて転げ落ちるのがオチですって。
またズルい手段で頂点を勝ち取っても、その地位は急所をつかれると案外モロいのかもしれないとこの作品は教えてくれているようです。
イヴが弱点をつかれて、あまりにもモロく崩れ落ちたのを見てそう思いました。
美貌の悪人が弱点を突かれるほどおもしろいのはありません。
「人を利用する人間」は「人を利用する人間」としか結びつかない。
似た人間同士が結びつくのだから。
イヴ=悪役という見方が正しいのか知りませんが。
マーゴの大女優ぶりが見事でした。