<ネタバレ>素晴らしいヒューマンドラマ映画でした。
好きなアメリカのヒ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>素晴らしいヒューマンドラマ映画でした。
好きなアメリカのヒューマン映画でTOP10に入るかもしれません。
闇に落とされた英雄ルービンカーターと少年との心の交流が生き生きと描かれます。
この少年というのがまた心の綺麗そうな少年です。
カナダの慈善団体?のさり気なさもそうですが、
彼らの優しさがルービンカーターの心の牢獄をそっと包み込み、
やがては彼をそこから解放するかのような過程が観ている側も非常に癒されます。
人種差別の歴史は憎しむべきものだといえます。
なのでこういう映画を見ていると自分は得体のしれぬ黒い憎しみに囚われるのですが、
この映画は不思議とそういった感情に自分が支配されることは少なかったです。
判決が下された時に相手側はあまり映されなかったと思います。
そういった憎しみに偏らないようなところが好感の持てる映画でした。
この映画の登場人物の何人かには聖人の姿がほんのりと重ねられているためか、
何か神聖な雰囲気さえ感じられました。