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<ネタバレ> 前から見たかったのだが、やっと見ることができた。この映画は、マイケルの長編PVなのでミュージカル映画ともちょっと違う。ファンであるかどうかで全く評価も変わってくるだろう。まず、前編でのジャクソンファイブ時代のマイケルの圧倒的な歌唱力に圧倒された。「ベンのテーマ」が特にオススメだ。マイケルの本当の魅力は、バラードじゃないかと思っていたが、その原点を見た思いだ。後半は、子供を悪者から守るという正義の味方をマイケルが演じるのだが、特撮部分は30年以上前の映像というレトロな感じである。ロボットマイケルなどは、ご愛嬌だろう。この映画は、マイケルの夢を映像化したものなんだろう。子供と美しい自然の中で遊ぶシーンや悪者に追いかけられ笑顔で逃げる姿を見ると、こっちまで嬉しくなってしまう。子供の純粋な心を持ったまま大人になった数少ない人間なんだろう。特撮映像は、思いっきり古さを感じたけどマイケルのダンスパフォーマンスと歌声は、いつまでも色褪せることはないだろう。子供が「バッド」を踊るジャリバッドと悪者から逃げるマイケルの軽やかなアスリートのような走りが、印象に残った。映画の形になってないので8点だが、大満足の一本だ。マイケルの死は、本当に悲しかった。稀代のスーパースターに合掌。