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<ネタバレ>今まで観た裁判モノの映画ではある意味一番怖かった。男として痴漢に間違われないように気をつけながら満員電車に乗ることは多々あるが、実際に間違われたら「やってません」の一言では片付かない大変なことだとまでは認識していないのが普通だろう。一貫して否認すること=反省していないと裁判で捉えられてしまうのにどうしても納得できない。冤罪を言い渡した裁判官には実刑を処するくらいの仕組みがないと裁判官も人生をかけて裁判に臨むことは到底無理なのでは。被告人の関係者たちは(弁護士を除き)それくらいの気持ちでいるのに、警察や検察・裁判官は他の業務も忙しい感のやっつけ仕事的な温度差があって憤りを感じてしまった。しかしながら本当に許せないのは実際に痴漢する人間や、その上「やってない」と言い逃れようとする輩がいるということ。痴漢という卑劣で情けない行為をする人間があまりにも多くいるからこそ、痴漢冤罪や女性専用車両などという本来なくて当たり前のことが存在してしまう。証拠として提出した検事に言いたい。あなたはアダルトDVDを観た事はないのですか?・・と。